トランスジャパンアルプスレース(TJAR)1 はじめに
61歳のたわごと No. 5
トランスジャパンアルプスレース(TJAR)1 はじめに
最近はこのレースの模様をNHKのTV番組等々でも放映したりしているせいか、TJARレースは徐々にではあるが、一般の人たちにも知れ渡ってきた感がある。
簡単に言うと、日本海に面した富山湾の海岸から、太平洋に面した駿河湾の海岸までの山岳地帯である、北アルプス、中央アルプス、南アルプスを含む約415kmを人が駆け抜けるレースである。前回レースでは 望月将悟選手が、4日と23時間52分で4連覇を果たした。過去のレースでは女性の 間瀬ちがや選手が優勝したこともある。
TJARはインターネットで調べれば、いくらでも情報が出てくる。通常アルプスにある山を1つ登りきるのも大変であるのに、3つの日本アルプスの山々を走り抜けるのであるから、“びっくり”なレースであることは紛れも無い。トップランナーは限られた睡眠時間と限られた休息の状況のもと走り抜ける。人体の体力の可能性はどこまであるのか、と不思議にさえ感じいってしまう。
私が万一年齢が若く参加資格があったとしも参加しない。しかしこのレースに参加する選手には畏敬の念を抱く。ただただ尊敬のまなざしで見詰めるのみである。
そんなことで、私は尊敬のまなざしで参加選手を見詰めるために、スタート地点、途中通過する南アルプスの仙丈ケ岳(標高3033m)付近、そしてゴール地点の3箇所で見学だけさせてもらった。
その見学の様子を次回から3回にわけてレポートしたい。
香川 潤