tawagoto9776Kayama’s diary

60歳から1年後に会社を退職し、登山、ジョギング、キャンプ、料理等々の執筆を始める。

トランスジャパンアルプスレース(TJAR)4 ゴール


61歳のたわごと No. 8
トランスジャパンアルプスレース(TJAR)4 ゴール
 8月16日(木)午後にJR甲府駅に戻ってきた私は、来た時に予めコインロッカーに預けておいたテント、寝袋等々一式を取り出し、またバックパックに詰め込んだ。このテント、寝袋一式は、ゴールとなる静岡駅近くの大浜海岸で、8月16日(木)の晩一泊するためのものである。

   2016年の前回大会の望月選手が、ゴールした時と同タイム(4日と23時間52分)であれば、8月16日(木)の夜日付が変わる間際に(23時52分)に到着するはずであるが、今回は山岳地帯を通過するにあたり、相当雨と風に影響されたと思われるので、この時点でのトップ選手のゴール予想到着の時間は、8月17日(金)の夜になるのではないか、と予想していた。

 8月16日(木)の夜海岸でテント泊をした翌朝の8月17日(金)ゴール付近を散策していると、この地域ではTJARレースを盛り上げていこうとする機運が大いにあることが良くわかった。ゴールとなる海岸前の公園にはTJARについての説明を記述した立派な看板があり、またゴール直前の海岸の砂浜に至る入り口前には、選手を激励する幕が取り付けられている。

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                             大浜海岸前の公園になるTJARの説明する看板

 

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                                                   TJAR選手を激励する幕

 

   TJARの説明をした看板を眺めていると、様々な人たちが集まってきて、「望月将悟からサインを前回大会でもらった。」と言う人もいれば、「いつごろ選手はゴールしますか。」と聞いてくる人、または私と同じように、「富山の早月川河口でスタートを見てきた。」という人たちがいた。

   しかしGPSの選手位置情報によると、どうもさらにトップ選手のゴール予想時間が後ろにずれ込むようである。さすがに朝から早くともその日の夜遅くまで、その場で待っているわけにもいかず、その日の朝は自宅に帰ることにした。場合によっては今回ゴールを見ることは諦めるしたないかもしれない、とその時は思った。

   自宅に戻り、GPSで選手の位置情報を確認していると、仙丈ケ岳直下の仙丈小屋で休息を取っていた垣内選手が、8月18日(土)の午前1時を過ぎて1位でゴールしたようであった。(記録としては6日1時間37分でゴール)

 この状況が判った私は、「次の8月19日(日)に早めに大浜海岸に行けば、他の選手のゴールに立ち会うことができるかもしれない。」と思い、8月19日(日)の朝5時ごろまた自宅のある横須賀から静岡県の大浜海岸まで行った。いずれにしてもゴールのレポートが無いTJARのブログなんてナンセンスであることは間違いない。

 早朝にJR静岡駅に到着した私は、大浜海岸まで歩いて行くことにした。富山県
日本海に面した海岸から、駿河湾に面した海岸前まで走破する選手のことを考えると、タクシーを使用して、大浜海岸まで行くのが申し訳なくなった。(しかし歩いて海岸まで行ったため、約1時間歩く羽目になった、が交通費の節約にも寄与した。)実際に私と同じように私の前方には歩いてTJARゴールの海岸まで移動している方が他に1人いた。
 ゴールの海岸まで行くと、ゴール地点が、同じ日に開催されているビーチバレーの
コートの中間あたりを通過するような設定になっていることがわかった。長い距離を
相当苦労して走ってきた選手たちには、ちょっと申し訳ないような気がしたのは、私だけであろうか。

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                     ビーチバレーコートの間を抜けるとそこにTJARゴールが

 

 海岸に着いた時には、TJARのゴールを観戦しようとしている人が少ないような気がしたが、実際に選手がゴール地点近くに来ると、多くの人たちが集まってきた。
 私は3名の選手のゴールに立ち会うことができた。TJARのゴールを見ると、おそらくゴールした順位というよりも、ゴールしたこと自体に価値を見出す大会であるように、ゴールを観戦していて強く感じた。

 ゴールをした選手には、多くのサポートをしてきた家族、関係者がいることが、選手がゴールした時に良く判った。その上、ゴールする人たちの年齢が割に高い。おそらくは30歳後半から40歳以上であろうか。

 とにかく今回、TJARのスタート、仙丈ケ岳、ゴールの3か所で観戦する目的を果たせたことをうれしく思う。

 

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                                                        ゴールした有吉選手

                     

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                             ゴールした後でインタビューを受ける有吉選手

 

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                                                  有吉選手の関係者一同


                                                                                                                  香川 潤(記)